パソコン と スマートフォンがあれば

数千円 ～ で

自作・ゲーム用 PCVRヘッドセット が作れる

触りたいけど、さわれない。

高性能なパソコンまで揃えると 数万円～数十万円かかってしまう

" Oculus Rift " や " HTC VIVE"  のような本格的なPCVRや

Play Station4の " PSVR " は買うつもりはないけれど、

手持ちのパソコン と スマートフォンを利用して

手軽に簡易PCVRができるなら、試しにやってみたいという人向けです。


私は本格的なPCVRは未経験ですが、

Oculus Goは持っていた時期があって（ 動画の画質が悪いので売却済み ）

スマホVRと違い、10分プレイしただけでもVR酔いをしてしまい、

その後の数時間、とにかく気持ち悪くてゲロゲロになっていました。

（ プレイというのはゲームとか普通の3D視聴のことで、アダルトではありません）

スマホの場合はジェットコースターでも何でも、同じアプリをやっても

VR酔いはしたことがないです。それだけ違うということなのでしょうが、

没入感は少なく画質も良くないとはいえ、

スマホVRは酔って気持ち悪くならない点だけは良いかもしれません。


＜　簡易PCVRの仕組み ＞


 



どんなことができるかは、下記のYoutubeサイトを見ると分かりやすいです。

https://www.youtube.com/watch?v=C48iUwUh6UU


PCのゲーム画面をスマートホンに転送してVRゴーグルを装着して

ゲームをするやり方はいくつもありますが、

この記事では一番簡単で、安く試せそうな

VR Streamer というAndroid用アプリの使い方を簡単に説明します。


ちなみに、元のPCゲームが２Dの場合は、

スマホゴーグルで見ても、３Dには見えませんのであしからず・・・



＜　必要なもの　＞

■ パソコン、ゲーム

■ スマートフォン

■ スマホ用 3DVRゴーグル　１０００～３０００円 前後

■ 5Ghz ( 11ac ) の宅内Wi-Fi　もしくは　USB3.0 ケーブル

■ VR Streamer （ Android用１３０円 ・お試し版は無料 ）

　VR Streamer PC用サーバーソフト（ 無料：アプリとセットで使用 ）


※ 他にも Trinus VR や Steam Link app などもあります。

　" Trinus VR " は、疑似３D化？　もできるみたいですが、
　　使い方がやや難しいみたいです。 英語が読める方は海外サイトで
　　色々な情報が読めると思います。
　　アプリ代は1000円くらいみたいです。

　" Steam Link " は無料で使い方は簡単ですが、現在のバージョンでは
　　スマホ側が１画面で映ってしまうようなので、
　　２眼のスマホVRゴーグル用（２画面）では使用できない？模様です。

　※ 1眼のVRゴーグルも数は少ないですが販売されています。
　　１眼ゴーグルは、ピント調整ができない商品が多いので、
　　ピントが合わずに使い物にならない・・・というご意見も
　　それなりにあるようです。
　　私もエレコムの１眼ゴーグルを購入してみましたが、
　　まったくピントが合わず、ゴミ箱にポイすることになりました。



＜ スマホでのヘッドトラッキングが動かないゲームソフト用 ＞

■ FaceTrackNoIR （３５０円～ 為替レートによる ）

　　＋ WEBカメラ（１０００円～）

もしくは

■ Track IR5（ 4や3もあり） 中古１万円～、新品２万円～

　※ ちなみに私がたまにやるゲームは古いものが多いので、
　　VR Streamer のヘッドトラッキングは動きませんでした。
　　Track IR3を持っていたので、それを使用しています。

【国内メーカー保証付き 】スマホ用 VRゴーグル 3Dメガネ　焦点距離調節 スマートフォン スマホ 3D VRゴーグル BOBOVR Z4 スマホゴーグル スマホで3D 3D映像 スマートフォンゴーグル 3D VRメガネ VRグラス VRゴーグル VR BOX 3Dメガネ 3Dゴーグル 楽天で購入

---

＜　VR Streamer の設定・使い方　＞


■　公式サイトから

　　http://www.swatterco.com/vr_streamer.php

パソコン側のサーバーソフトをダウンロードします。

　　 

■　Google Playストアから、

Android用の VR Streamerアプリ（ 130円 有料版 / 無料テスト版 ）の

どちらかをスマホにインストールします。

※ 無料版は、ゲームを開始して一定の時間が経つと画面の中央部分が
　見えなくなり、しばらくすると、またゲーム画面が見えるようになります
　とりあえずどんな風に見えるか試すだけなら、無料版で良いと思います。

※ iphoneで使用している動画がありますが、ios用ついては
　私では分かりませんので、申し訳ないですが検索してお探し下さい。


■　パソコン側のサーバーソフトの「Head Tracking」から

「Mouse - Absolute Mode 」を選択します。

「 Connection 」からTCP（Wi-Fi）やUSBなどの接続タイプを選んで

　スマホ側のアプリも起動・設定したら、

「 Start 」ボタンを押します。

　※ USB接続のほうが安定はしているかもしれませんが、
　　USB2.0だと速度が遅くラグが発生することがあるので、
　　USB3.0で接続したほうが良いです



　　 


■　スマホ側の VR Streamer アプリの設定


＜ TCP（ Wi-Fi ） で接続する場合 ＞

　※ Wi-Fi で接続する場合は、5Ghz 11acのルーターを使用しても
　　ラグが発生したり、画面が一時停止するケースがあるようです。
　　その場合は、パソコン側のサーバーソフトで画質を下げるが、
　　USB接続を試してみると良いと思います。


スマホ側のアプリを起動し初期画面の「Setting」 を押します。

「 Connection Mode 」 画面を開き 「 TCP 」を選択します

スマホアプリを起動した時、下の画像のようにIPアドレスが表示されますが

「IP Address for TCP / USB Tethering」 にそのIPアドレスを入力します

 

この場合は192.168.1.101を入力。
パソコンによって数値は変わります。

 



＜ USBで接続する場合 ＞

USBケーブルでパソコンとスマホを接続します。

スマホ側アプリ「Setting 」から「 Connection Mode 」 を開き、

USBテザリング、USBデバッキングから接続方法を選択します。

USBテザリングで接続する場合は、上述のTCP接続のようにIPアドレスを
入力します。

USBデバッキングで接続する場合は、スマホ側で「USBデバック」を
許可しておく必要があるかもしれません。


 


■　２Dのパソコンゲーム画面を、スマホ側で左右２画面で表示するには

「Force Stereoscopic Mode 」 にチェックを入れます。

 


■　画面サイズの調整をしたい場合

スマホに映った画面が、" 縦長 " なのが気になる場合は、

上下の余白を調整することで、" 横長 " 画面にすることができます。

 

上は、標準設定値のPadding " 0 " の画面 

下は、上下のPadding を調整してワイドにした画面

 

設定画面の「 Display Padding 」の数値を変更します

" 横長ワイド " にする場合は、

「 Top Padding 」と「Bottom Padding 」の数値を増やします。

この部分は、使用しているスマホのサイズや、VRゴーグルのサイズ、

人によってはゴーグルかけ方、によっても最適な数値が変わると思います。

視界に、黒い枠があまり表示されない程度の数値にすると良いでしょう。


 




■ 設定が済んだら、

PC側のサーバーを「 START 」し、スマホ側の「 START 」 ボタンを押せば

パソコンで起動中のゲーム画面が、スマホに表示されると思うので、

あとはスマホ用VRゴーグルを装着して遊ぶだけです。


このアプリは、

上記の設定をした後、スマホを左右上下に傾けることにより

パソコンのマウスカーソルと連動して、ヘッドトラッキングを動かすようです。

ですので、PCゲーム側の設定で、

マウス（カーソル）を動かした時に視点が変更されるようにしないと、

ヘッドトラッキングは動かないかもしれません。


元々、そのような視点移動に対応していないソフト の場合は、

あきらめて、FaceTrackNoIR や Track IR などを使用するしかないかも

しれません。


とにかくこのアプリは、日本語での説明が少ない（ほぼない？）ので

現状、私にはここまでしか分かりません。

２ｃｈ（５ｃｈ）とかに詳しい方達はいると思うんですけどね。


steam link app anywhere ios 使い方